大沼国定公園
湖面に映る紅葉。水に映る紅葉と本物の紅葉が重なり合い、現実と幻想の境界が曖昧になる――そんな錯覚を味わえる場所です
特集 テーマ編
いにしえの時代から、紅葉を愛で、和歌にも詠んできた日本人。単に見た目の美しさだけでなく、そこに情緒を見いだし、感情で味わう。
これが、忙しい現代人が忘れかかった日本人の「もののあわれ」。
今年の秋は、そんな日本人固有の「心の風景」を思い出し、日本庭園を眺めながら、心静かに内なる「旅」をしてみませんか?
紅葉前線は9月の北海道から12月の九州へ、約3か月かけて南下します。北から南へ、「心の風景」を味わう旅をたどってみるのも、一生の思い出になるかもしれません。
湖面に映る紅葉。水に映る紅葉と本物の紅葉が重なり合い、現実と幻想の境界が曖昧になる――そんな錯覚を味わえる場所です
温泉街の渓流沿いに散る紅葉。湯に浸かりながら散りゆく紅葉を眺めるのは、まさに無常の美
平安時代後期の国宝阿弥陀堂を囲む池とモミジ。千年の時を超えた静寂の中に、紅葉が静かに色づきます
金色堂で知られる世界遺産。苔むした石段と散り紅葉のコントラストは、まさに「古色・閑寂・清浄」の侘び寂びです
1695年に造営が始まった回遊式築山泉水庭園。国の特別名勝です。水に映る紅葉と本物の紅葉が重なり合う瞬間、日常から切り離された静寂の中に身を置けます
日本庭園の茶室では、春と秋に抹茶をいただけます。茶室の窓から見える紅葉は、まさに一幅の掛け軸
熊本藩主・細川家の下屋敷跡に残る池泉回遊式庭園。台地の斜面を生かした池のほとりで、時間が止まったかのような静けさに包まれます
三重塔を借景にした日本庭園。紅葉越しに古建築を望む風景は、日本の美の縮図です
日本三名園の一つ。雪吊りと紅葉の取り合わせは、冬への序章を感じさせる侘び寂び
清浄の庭・侘の庭・思惟の庭・真如の庭の四つの庭をもつ妙心寺の塔頭。茶室「既白庵」のたたずまいの中、石組と移ろう紅葉が織りなす「もののあわれ」を、静かに座して味わえます
嵯峨野のさらに奥、北嵯峨にひっそりと佇む浄土宗の庵。訪れた人が思いを書き綴った「想い出草」ノートは5000冊を超えます。紅葉の時期が長く、散りもみじもまた美しい
『平家物語』で、清盛の寵愛を失った白拍子・祇王が、母と妹とともに出家した「悲恋の尼寺」。一面の苔庭に紅葉が降り敷く景色は、もののあわれそのものです
通常非公開ですが、春秋の特別公開の際に枯山水の方丈庭園と紅葉を拝観できます。「紅葉 × 禅庭園 × 歴史建築」の組み合わせは、京都の喧騒から離れた隠れた紅葉の穴場です
床に映る紅葉の絶景で知られます。書院の漆の机に映り込む紅葉は、現実と幻想の境界を溶かします
紫式部が『源氏物語』を起筆したと伝わる寺。月見亭からの眺望と紅葉――文学と紅葉が交差する場所です
8万坪の境内に紅葉が広がります。勝ちダルマと紅葉の取り合わせは、信仰と自然の融合を感じさせます
宝くじの元祖「箕面富」で知られる古刹。秋の特別拝観では、箕面山と龍をかたどった枯山水の庭と紅葉を拝観できます
樹齢約150年・高さ約10メートルのドウダンツツジの紅葉は圧巻。禅寺の庭を真っ赤に染める姿は、自然と信仰の交わりです
日本一の庭園と称される「生の額絵」。庭園を額縁の中の絵として鑑賞する――まさに侘び寂びの視点そのものです
雪舟が作庭したと伝わる庭。国の史跡・名勝。石と苔と池が描く山水の中に、紅葉が静かに差し込む――侘び寂びの極致です
世界遺産・厳島神社から歩いて約10分、弥山のふもとに広がる紅葉の谷。約700本のもみじと朱の橋。海と紅葉が一つの島で出会うのは、日本ならではの風景です
特別名勝の大名庭園。紫雲山を借景にした池と紅葉は、山水画の世界に迷い込んだような趣
福岡藩主・黒田継高の別荘に始まる、福岡市で初めての池泉回遊式日本庭園。大広間から眺める池と紅葉は、時の流れを忘れさせます
樹齢100年を超えるイロハモミジが圧巻。駿河湾と富士山をイメージした庭園に、百年の時を刻む紅葉が静かに佇みます
雪舟が築庭したと伝わる、国の名勝の庭。山を借景にした庭に、秋の紅葉がひときわ見事に彩ります
平家の落人が隠れ住んだと伝わる、九州山地の奥深い山里。深い谷を染める紅葉の中、吊橋や滝、落人の子孫と伝わる家々をめぐれば、遠い昔の人々の哀しみと静けさが胸に迫ります
※見頃・公開期間・ライトアップなどは2026年10月時点で、各施設や自治体の公式サイトで確認したものです。紅葉の進み具合や公開状況は年によって変わるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。